血液内科の先生と一緒に飲む - その3 チーム医療についてのお話
・・・・・・・・・・・・ 話はもうしばらく進みます ・・・・・・・・・・・・・
「先生,今色々な本や雑誌で病院のランキングを載せているじゃぁないですか。実際のところ当てになるんですか?」
「さぁ,どうかなぁ。‘良い病院’って言っても色々な見方があるからね。それに最近は医師の出入りが昔より激しいだろうからなぁ。中心になっていた先生がいなくなったら,当然診療レベルに影響を与えるだろう?だからどのくらい当てになるのか僕には解らないなぁ」
「先生のところはどうですか?」
「ズバッと聞いてくるなぁ。うちの病院ねぇ ・・・ 正直なところ,自分の科,つまり血液内科のレベルとか自分の患者さんが入院している病棟のレベルしか解らないよ。別の科の先生の技量や人柄なんてほとんどわからないなぁ」
「そんなもんなんですか?」
「そんなもんだよ。病院の中で他科の先生といくら話しをしても,それは医者同士として話しているンであって,患者として話しているわけじゃぁないからね。医者からはよく見えても,患者さんにはそう見えないこともあるだろうし」
「でも医者の夢は自分の身を預けられる医者をみつける事だって聞いたことがありますよ」
「確かにその通りだね。でも科が違ってしまうと医者でもわからないものだよ。病院の中に噂はあっても所詮噂だし,そんなものが嘘の塊だってことは嫌と言うほど経験しているからね。自分自身の判断しか信用できないよ」
「じゃぁ,先生の所はどうなんですか」
「言いにくい事を聞くなぁ,望月君は」
「ここだけの話ってことで」
「君のことだからここだけの話じゃ済まないだろう?」
「そんな気もします」
「だろう。じゃぁ,少し話しを変えてしまうことにしよう。僕が良い血液内科だと感じれば,僕や僕の身内が血液の病気になった時,間違いなく我が家に入院する。病棟で働いている看護婦さんが,自分達の仕事に自信と誇りがあって,病院職員からも充分に評価されているとすれば,病院職員はもちろん,その家族が血液の病気になった時には,当然こぞって我が家に入院するはずだ。でも今のところそんなことは無いだろうね。どこか別の病院の血液内科に入院するだろうな。つまり現時点では身内からの信用が得られていない血液内科ってことさ。だから ・・・」
「素晴らしいわけが無いということですか ・・・」
「・・・ どうかなぁ ・・・」
「何がいけないんですか?」
「何がいけないって言われても問題は複雑だからねぇ。でも昔は‘世界で一番正しい血液内科を目指す!,目指せ!’って病棟スタッフに話していたけど,今は辞めたよ」
「えっ,目指すのを辞めちゃったんですか?」
「目指すのを辞めたわけじゃないんだけど,‘世界で一番’なんて言うと,大袈裟すぎると感じるのか,みんなにピーンと響かないんだよ。‘何言ってんだか’みたいな感じでさ,むしろ引かれちゃうんだよ。これががんセンターとか大学病院あたりだともう少しスタッフの士気も高いから,響くんだろうけど,公立・私立レベルじゃ全く駄目みたいだな。そんな志の人間なんかほとんどいないみたいだ,と言うより,思ったこともないんだろうな」
「そんなもんですか?」
「そんなもんだよ。市立病院なんて意識レベルは低いよ。それで‘世界で一番正しい’は辞めた。もう少し身近なとこからにしたんだ。‘自分や自分達の身内が白血病になったら,何が何でも入院したい血液内科’とレベルを下げることにした。こっちにしたら話がまだ伝わりやすくなったよ」
「確かに一般人には馴染み易いですね」
「そう,説明もしやすくなったよ。何かあった時‘そんなことは世界で一番正しい血液内科ではしないだろう!’って言うより,‘そんなことをする血液内科に自分の身内を入院させたいか?’って言えばいいわけだ。伝わりやすくなったね」
「確かにそうですね。でも自分の身内を入院させたい血液内科が実現できないって事ですよね」
「そう言う事」
「何でですか?」
「一つは医療従事者の志が萎えて来ているんだろうなぁ。なんだかよくわからない医療裁判のおかげで医者もスタッフもやたらに神経質になって縮こまってしまった。病院の中では勘違いしている患者どもの暴力にまでさらされている。仕事は忙しいのに,病院のトップはいつも赤字だ赤字だって言っている。ちっともいい話しが出てこない。がんばっているのにちっとも報われるような気がしない。そのうち医療従事者としての矜持なんて保てなくなってくるんだろうな」
「先生もですか?」
「僕? 僕は世界で一番正しい血液内科を作りあげるよ」
「じゃぁ,先生のところは盛り上がっているんじゃないですか。チーム医療とか言いますしね」
「チーム医療ねぇ ・・・ そんなもんが実現しているのは‘医龍’の中と,ごく一部の特殊な病院だけだろう。少なくとも僕がこれまで回ってきたいくつかの病院の中には,チーム医療が成り立っている病院は一つも無かったよ」
「先生も医龍を見てるんですか?」
「現実離れしていてストレス無く見ることができる。それに医療関係の話しやドラマはともかく,チーム医療の一端を知るのには役立つよ」
「珍しいことを言う先生ですね。そんなのありっこないだろう!って言う医者が大半だって聞きましたけど。医龍はともかく,チーム医療ってのは基本なんでしょう?よく病院の玄関なんかに,病院の理念とか基本方針とかが掲げてあるじゃないですか。その中には患者さんの利益を守るってことと,スタッフが協力しあいチーム医療実現する,みたいなことが,どこの病院に行っても必ず書かれていますよね」
「よく見てるねぇ。さすが秘書君だね。確かに僕が回った病院すべてで書かれてはいたよ。でも実現されてるわけじゃないよ。努力目標だよ」
「チーム医療はそんなに難しいことなんですか?」
「望月君だって部下ができたり,別の組織と協力したりしながら仕事をするわけだろう。だから良く解ってるだろう?みんなが同じようにプロフェッショナルに徹していれば仕事はすごく速く段取り良く進む。自分だけでは思いつかないようなアイディアが提案されたりして,話しはどんどん進んでいってホントに実現されてしまう。忙しくてもやりがいが実感できて,仕事って面白いなぁって思う」
「おっしゃるとおりです。そういう時は仕事が面白くて仕方ないですよね」
「そうだろう。ところが素人ばかりが集まってきたらどうなる?素人衆と相談したところで,素人衆は何が問題かも解らないだろうから,話は進まない。アイディアも出ないだろう。相談するだけ時間の無駄だ。何かやるにしても一から十まで君が教えて,指導しなけりゃならない。まして素人衆が自分のしたことの責任なんて負おうとするはずも無い。結局何かあっても責任はチームが負うのではなく君が負う訳だ」
「そうなんですよねぇ。えらく消耗しますね」
「素人相手で手間や時間がかかっても,将来も一緒に働く仲間だったり,本人達に高い志があれば,教育していく楽しみがあって,それはそれで大きなやりがいにもなるけど,相手に志も無いんじゃぁ教える気にもならないだろう?」
「つまり,そう言うことが医療の現場でもあるってことですか」
「その通り。素人レベルの知識しかない看護婦さん達はそれこそごまんといる。患者会に入っている患者さん以下の知識しかない看護婦さんはそれこそ大変な数だよ。そこにきて医療訴訟だの問題から責任やリスクのある仕事をしようとしない。それに看護婦の社会では物を知らないことのほうが威張れるらしい」
「どういうことですか?」
「普通は自分達に関連した領域の知識が無いことは恥ずかしいことのはずだ。だから新しい情報を集めようとするのが普通だと思っていたんだけど,看護婦の社会は新しいことを知っていると,逆に責められる。情報を提供しようなどとすれば‘どこにそんな事が書いてあるんですか’とか噛み付かれて凄まれる。‘凄む前に知らないことを恥じれよ!’って言ってやりたいところだけどね。それをじっと我慢しても結局‘そんなこと聞いたことありません’‘やったことありません’でおしまいだ。‘だから教えてやってんだろう!’と言いたいところを,‘そうか,じゃぁそう言わないでもう一度検討してみてよ’などと言うわけだな。胸ぐら掴んで張り倒してやりたい気分だよ」
「我が家の先生以上ですね。でもどこもそうなんですか?」
「まぁ年を食った看護婦が多い病院ほどこの傾向は強いけど,大体どこでも同じようなパターンだな。知らないことをこれだけ自慢する職種も少ないんじゃないかな」
「じゃぁ勉強会をするとかはしないんですか?」
「勉強会!? 役に立ったためしがないよ。時間の無駄なだけだよ。仕事の手順なんかは徹底し易くなるだろうけどね」
「役に立たないもんですか?確かに ・・・ そうかもしれませんね ・・・」
「役に立たないよ。大体 10 人の看護婦さんがいたら勉強会に参加して学びたいって思ってる人は一人か二人だ。後の連中は‘なんて面倒なことをしてくれるんだ!’って思ってる。そんな集団に勉強会をしても意味が無いよ。それにプロフェッショナルは自分の為に自分で勉強すべきだからね。医者主導の勉強会は駄目。僕は自分から看護婦さん達に向かって勉強会をしよう!なんて絶対言わないよ」
「先生もプロフェッショナルって言葉好きなんですね」
「ああ,大好きだよ」
「じゃぁ,どうするんですか?」
「それが難しいから困ってるんだよ。ただ専門知識や技術がない人間が集まって,形だけチーム医療なんて言っても何の役にも立たないし,時間の無駄なだけだって事だよ。そして一般の現場では専門知識と技術を持つ看護婦さんは皆無に近い状態だからチーム医療なんて夢のまた夢だってことだよ」
「先生も病院の中で浮いてる方なんですか?」
「間違いなく浮いてると思うよ。煙たがられているだろうねぇ。でも病院は仲良く仕事をすることを目標にする場所じゃないよ。患者さんへの治療やケアを通して相手を認める,相手に認められるって場所だよ。そうした中で医療者間の仲間意識や信頼感が育っていくわけだよ。すべての出発は各自が患者と仕事相手に認められるだけの知識と技術を身につけることなんだ」
「厳しいことおっしゃいますね」
「院長だの副院長なんかは,‘現在はチーム医療が基本なんだから,皆さん仲良くやってください’なんて,まるっきり根本を理解してない事を平気で言うからね。‘馬鹿言ってんな,アホどもと仲良くなんかできるか!’って感じだね」
「先生 ・・・ さすが我が家の先生と気が合うだけのことはありますね」
「ボランジェを飲んで吼えたら駄目だよね。ちょっと優雅な気分に浸るはずだったんだけど」
「私が調子に乗って色々ほじくり返したからですね」
「いや,僕達にとっては大切なことだからかまわないさ。最近吼えてなかったから,もっと吼えたくなってきたよ。たまに吼えるといい気分転換になるな」
「お話を聞いていると,結局自分自身で自分を磨くことが大事なんですよね」
「そう,さっきの話に戻れば,チーム医療に限らず良い病院にしていくのに一番難しいことは,自分を磨くためのきっかけ,つまり動機付けなんだよ。ここをクリアーできると,相当困難な仕事にも積極的にかかわっていける。積極的にかかわりだすど,逆に困難であることが楽しかったり,面白かったりするんだな」
「何か作戦はあるんですか?」
「簡単に見つかれば苦労はしないよ。難しい問題だね。ただ最初は無理やりにでも学会発表なんかさせると,結構意識レベルが変わってくることはあるんだよ」
「へぇ~,そうなんですか」
「そうなんだよ。第三者に聞かせる物だから,目的や方法,結果の解釈なんかをじっくり考えることになるだろう?ぼ~っとやっていたり,流れとしてやっていたことの意味がはっきり解るようになる。そして新しい問題点も見えてくる。それをうまい具合に発表すれば,見も知らない人から色々な意見を聞けて交流も始まったりする。発表をしたってこと自体も自信になる。すると俄然やる気が出てくるってわけだ」
「じゃぁみんなに学会発表させればいいじゃないですか」
「そう簡単にもいかないんだよ。発表したことがある子なんてほとんどいないから,やれっ言われても看護部に指導できる者がいない。結局僕が面倒見ることになる訳だ。内容を煮詰めるのもちっとも進まない。やったことがないから当然と言えば当然だけど,‘こいつは根っからの馬鹿なのか?いやいや,僕も初めての時は彼女のと同じレベルだったんだ’なんて思いながらやってくわけだよ。更に最後はスライド作りまで教えなけりゃならない。‘なんでパワーポイントの使い方まで教えなけりゃならないの?’なんて思いながらやるわけだよ。もう二度としたくない!と思うわけだな」
「確かにその手のことは,教えるより自分でやった方がはるかに早いですもんね。私も解りますよ」
「でも三人位トレーニングするとそれから先は大分楽になってくる。最初の経験者がある程度のところまで面倒を見れるようになるから。するとなんかがんばって教えた甲斐があったなぁなんて思ってうれしくなったりしてね。それで去年は 6 題も発表させちゃったよ。おかげでへとへとだったけどね。でも病棟内の雰囲気はずいぶん変わったよ」
「なんだぁかんだぁ言っても面倒見てるんじゃないですか」
「スタッフをが育つと患者さんも大変な利益を受けるけど,僕自身も大きな利益を受けるからね。でもこれだけじゃぁすべての問題が解決するわけではないけどね。糸口にはなるけど」
「と言いますと?」
「看護婦さん達は医師会の思惑もあって,これまで医者の小間使いのように使われていたし,今でもそう言った部分がある。そして最近では看護婦さんがそれを逆手にとって,その辺を適当に使い分けて,責任の重い仕事はできないと言ってみたり,逆に看護師のことを認めていないと言ってみたりしている。でもこれから看護婦さん達の地位を向上させるには,自らプロフェッショナルを目指すしかないんだよ」
「そうですね。看護婦さんの資格は国家試験資格なんでしょう?」
「そうだよ。看護婦さんは国からお墨付きのついた資格なんだ。その辺の素人にでもできるような仕事しかしないんじゃぁ何のための国家資格か,ってことになるだろう。本来は素人にはできない,リスクと責任を伴う特別な仕事をすることが許された資格なんだから。その資格を傷つけるような仕事ぶりじゃぁ駄目だよ。医者が看護師に対する意識を変えることももちろん必要だろうけど,それ以上に看護師自身が自らの意識を変える努力が必要だね。私達はスペシャリストであるってね」
「確かに看護婦さんの仕事の中には,誰でもできるような,専門的な知識や技術がいらない仕事が多いらしいですねぇ」
「そうだよ。看護婦さんである必要性がない仕事が多い。でもそんな仕事が多いのは,看護婦自身の責任でもあるわけさ。前の病院では赴任した時に‘君達は看護婦として医者と一緒に医療者としての仕事をしたいのか,それとも医者や本当の看護婦のお手伝いさんとして,看護婦さんのコスプレをしたいのか教えてくれ!’とか言ってひんしゅくを買ったけどね」
「それじゃぁ,まるっきりうちのオヤジと一緒じゃないですか」
「いや,もちろん彼のように言い放ちはしなかったけどね。それでも中身が中身だからねぇ。ただ看護婦さんの場合自分だけでは解決できない部分があることにはあるんだ」
「と言うと?」
「たとえば結婚して,妊娠・出産する人も多いだろう?そうなると今では 2 年近く現場から離れることになる。中には仕事を辞める人もいる。そうなると膨大な時間をかけて育てたものが,一瞬で失われることになる。プロの組織で育った人間には,当然ながら,自分が受け継いだものを次の人達に伝える義務がある。本人の都合だけで休んだり辞めたりしていいはずはないんだ」
「結婚や出産自体はおめでたいことですけど,確かに組織としては大きな問題ですよね」
「今は本人の自覚に任されているし,これからもそうであるべきだとは思うけど,そういったことにまで看護婦さんたちが配慮しているとは思えないことも多いんだ。まぁ多くの看護婦さんはお手伝いさんレベルだからあまり問題にもならないけどね。でも自分達の地位の向上を真剣に考えるなら避けて通れない問題だろうな」
「先生はそんなすごい看護婦さんに出会ったことがあるんですか?」
「あるよ。まだ医者になって 4 年目くらいだったかな。確か ・・・ 何て言ったかな。僕らは‘さなピー’って呼んでたけど ・・・ 真田だったかなぁ ・・・。今でこそ病院の中では褥瘡を管理するチームがあるのが普通だけど。昔は ・・・」
「ジョクソウ?ですか?」
「床ずれのことだよ。寝ていたりすると,毛細血管圧より高い圧力が特定の部位にかってしまうんだよ。そうすると血管が圧でつぶされているから血液が循環できないわけだ。普通は適当に寝返りを打ったりするから,血液の循環の悪い場所はあちこちに変化していくからどおってことはないわけだけど,自分で動けない人なら,体位を変えてもらうまでそのままの姿勢だから,長時間血液の循環が悪い部分ができたりするわけだよ。するとその部分の皮膚や筋肉が腐るってわけだよ。それがジョクソウ」
「皮膚や筋肉が腐るんですか?」
「そう,ほっとくとドンドン腐るよ。直径二十センチくらい,深さ数センチに及ぶような褥瘡を作って,毎日熱を出してる人なんて昔は結構居たよ。今はさすがにそんな状態で放ったらかされている事はないだろうけどね」
「凄いもんなんですね」
「ひどいもんさ。病院の中に褥瘡管理をきっちりやるチームがあると病院の利益が少し増えるんで,あちこちでチームが作られるようになったわけだけど。元は病院が得る点数を上げるために作られたわけだから,笑っちゃうけど。今はそれで利益が得られる患者さんがいるわけだから,いいと言えばいいんだろうけどね」
「きっかけは患者さんのためってわけじゃないんですか ・・・」
「残念ながら,そんな殊勝な考えを持つ病院トップはほとんどいないってことだね。いや,褥瘡のことを考えたことがある病院トップがいないってことかな。医龍にでてくるような華々しい仕事ではないけど,褥瘡が大問題であった患者さんはたくさんいたし,これからも物凄くたくさんいる」
「そうですね。地味だけど患者さんの QOL に大きく影響することですね」
「そうだね。でもそんなもんができるずっと以前から褥瘡のマネイジメントを研究していたのが彼女だよ。彼女が病棟に来ると僕も一緒にくっついていってあ~でもない,こ~でもないって色々教えてもらっていたよ。一つ一つの行為にすべて意味を持たせるところが,実に理論的で素晴らしかったなぁ。理由があってする行為は他の人にも応用できるわけだよ。尊敬する看護婦さんの一人だったな。今は随分偉くなっちゃったらしいけど」
「へぇ~,実際に凄い看護婦さんはいるんですね」
「もちろんいるさ。凄い看護婦さん達をみてきたから感じるわけだし。自分の職場からそんな凄い看護婦さんが出てきてくれたらうれしいよ。少なくともそういった看護婦になるのが目標です!なんて言ってくれる看護婦さんがいるなら,張り切って仕事できるだろうなぁ」
ママさんの迷惑も省みず,話は深夜二時までにも及びましたが今回はこの辺で終わりにします。
「先生,今色々な本や雑誌で病院のランキングを載せているじゃぁないですか。実際のところ当てになるんですか?」
「さぁ,どうかなぁ。‘良い病院’って言っても色々な見方があるからね。それに最近は医師の出入りが昔より激しいだろうからなぁ。中心になっていた先生がいなくなったら,当然診療レベルに影響を与えるだろう?だからどのくらい当てになるのか僕には解らないなぁ」
「先生のところはどうですか?」
「ズバッと聞いてくるなぁ。うちの病院ねぇ ・・・ 正直なところ,自分の科,つまり血液内科のレベルとか自分の患者さんが入院している病棟のレベルしか解らないよ。別の科の先生の技量や人柄なんてほとんどわからないなぁ」
「そんなもんなんですか?」
「そんなもんだよ。病院の中で他科の先生といくら話しをしても,それは医者同士として話しているンであって,患者として話しているわけじゃぁないからね。医者からはよく見えても,患者さんにはそう見えないこともあるだろうし」
「でも医者の夢は自分の身を預けられる医者をみつける事だって聞いたことがありますよ」
「確かにその通りだね。でも科が違ってしまうと医者でもわからないものだよ。病院の中に噂はあっても所詮噂だし,そんなものが嘘の塊だってことは嫌と言うほど経験しているからね。自分自身の判断しか信用できないよ」
「じゃぁ,先生の所はどうなんですか」
「言いにくい事を聞くなぁ,望月君は」
「ここだけの話ってことで」
「君のことだからここだけの話じゃ済まないだろう?」
「そんな気もします」
「だろう。じゃぁ,少し話しを変えてしまうことにしよう。僕が良い血液内科だと感じれば,僕や僕の身内が血液の病気になった時,間違いなく我が家に入院する。病棟で働いている看護婦さんが,自分達の仕事に自信と誇りがあって,病院職員からも充分に評価されているとすれば,病院職員はもちろん,その家族が血液の病気になった時には,当然こぞって我が家に入院するはずだ。でも今のところそんなことは無いだろうね。どこか別の病院の血液内科に入院するだろうな。つまり現時点では身内からの信用が得られていない血液内科ってことさ。だから ・・・」
「素晴らしいわけが無いということですか ・・・」
「・・・ どうかなぁ ・・・」
「何がいけないんですか?」
「何がいけないって言われても問題は複雑だからねぇ。でも昔は‘世界で一番正しい血液内科を目指す!,目指せ!’って病棟スタッフに話していたけど,今は辞めたよ」
「えっ,目指すのを辞めちゃったんですか?」
「目指すのを辞めたわけじゃないんだけど,‘世界で一番’なんて言うと,大袈裟すぎると感じるのか,みんなにピーンと響かないんだよ。‘何言ってんだか’みたいな感じでさ,むしろ引かれちゃうんだよ。これががんセンターとか大学病院あたりだともう少しスタッフの士気も高いから,響くんだろうけど,公立・私立レベルじゃ全く駄目みたいだな。そんな志の人間なんかほとんどいないみたいだ,と言うより,思ったこともないんだろうな」
「そんなもんですか?」
「そんなもんだよ。市立病院なんて意識レベルは低いよ。それで‘世界で一番正しい’は辞めた。もう少し身近なとこからにしたんだ。‘自分や自分達の身内が白血病になったら,何が何でも入院したい血液内科’とレベルを下げることにした。こっちにしたら話がまだ伝わりやすくなったよ」
「確かに一般人には馴染み易いですね」
「そう,説明もしやすくなったよ。何かあった時‘そんなことは世界で一番正しい血液内科ではしないだろう!’って言うより,‘そんなことをする血液内科に自分の身内を入院させたいか?’って言えばいいわけだ。伝わりやすくなったね」
「確かにそうですね。でも自分の身内を入院させたい血液内科が実現できないって事ですよね」
「そう言う事」
「何でですか?」
「一つは医療従事者の志が萎えて来ているんだろうなぁ。なんだかよくわからない医療裁判のおかげで医者もスタッフもやたらに神経質になって縮こまってしまった。病院の中では勘違いしている患者どもの暴力にまでさらされている。仕事は忙しいのに,病院のトップはいつも赤字だ赤字だって言っている。ちっともいい話しが出てこない。がんばっているのにちっとも報われるような気がしない。そのうち医療従事者としての矜持なんて保てなくなってくるんだろうな」
「先生もですか?」
「僕? 僕は世界で一番正しい血液内科を作りあげるよ」
「じゃぁ,先生のところは盛り上がっているんじゃないですか。チーム医療とか言いますしね」
「チーム医療ねぇ ・・・ そんなもんが実現しているのは‘医龍’の中と,ごく一部の特殊な病院だけだろう。少なくとも僕がこれまで回ってきたいくつかの病院の中には,チーム医療が成り立っている病院は一つも無かったよ」
「先生も医龍を見てるんですか?」
「現実離れしていてストレス無く見ることができる。それに医療関係の話しやドラマはともかく,チーム医療の一端を知るのには役立つよ」
「珍しいことを言う先生ですね。そんなのありっこないだろう!って言う医者が大半だって聞きましたけど。医龍はともかく,チーム医療ってのは基本なんでしょう?よく病院の玄関なんかに,病院の理念とか基本方針とかが掲げてあるじゃないですか。その中には患者さんの利益を守るってことと,スタッフが協力しあいチーム医療実現する,みたいなことが,どこの病院に行っても必ず書かれていますよね」
「よく見てるねぇ。さすが秘書君だね。確かに僕が回った病院すべてで書かれてはいたよ。でも実現されてるわけじゃないよ。努力目標だよ」
「チーム医療はそんなに難しいことなんですか?」
「望月君だって部下ができたり,別の組織と協力したりしながら仕事をするわけだろう。だから良く解ってるだろう?みんなが同じようにプロフェッショナルに徹していれば仕事はすごく速く段取り良く進む。自分だけでは思いつかないようなアイディアが提案されたりして,話しはどんどん進んでいってホントに実現されてしまう。忙しくてもやりがいが実感できて,仕事って面白いなぁって思う」
「おっしゃるとおりです。そういう時は仕事が面白くて仕方ないですよね」
「そうだろう。ところが素人ばかりが集まってきたらどうなる?素人衆と相談したところで,素人衆は何が問題かも解らないだろうから,話は進まない。アイディアも出ないだろう。相談するだけ時間の無駄だ。何かやるにしても一から十まで君が教えて,指導しなけりゃならない。まして素人衆が自分のしたことの責任なんて負おうとするはずも無い。結局何かあっても責任はチームが負うのではなく君が負う訳だ」
「そうなんですよねぇ。えらく消耗しますね」
「素人相手で手間や時間がかかっても,将来も一緒に働く仲間だったり,本人達に高い志があれば,教育していく楽しみがあって,それはそれで大きなやりがいにもなるけど,相手に志も無いんじゃぁ教える気にもならないだろう?」
「つまり,そう言うことが医療の現場でもあるってことですか」
「その通り。素人レベルの知識しかない看護婦さん達はそれこそごまんといる。患者会に入っている患者さん以下の知識しかない看護婦さんはそれこそ大変な数だよ。そこにきて医療訴訟だの問題から責任やリスクのある仕事をしようとしない。それに看護婦の社会では物を知らないことのほうが威張れるらしい」
「どういうことですか?」
「普通は自分達に関連した領域の知識が無いことは恥ずかしいことのはずだ。だから新しい情報を集めようとするのが普通だと思っていたんだけど,看護婦の社会は新しいことを知っていると,逆に責められる。情報を提供しようなどとすれば‘どこにそんな事が書いてあるんですか’とか噛み付かれて凄まれる。‘凄む前に知らないことを恥じれよ!’って言ってやりたいところだけどね。それをじっと我慢しても結局‘そんなこと聞いたことありません’‘やったことありません’でおしまいだ。‘だから教えてやってんだろう!’と言いたいところを,‘そうか,じゃぁそう言わないでもう一度検討してみてよ’などと言うわけだな。胸ぐら掴んで張り倒してやりたい気分だよ」
「我が家の先生以上ですね。でもどこもそうなんですか?」
「まぁ年を食った看護婦が多い病院ほどこの傾向は強いけど,大体どこでも同じようなパターンだな。知らないことをこれだけ自慢する職種も少ないんじゃないかな」
「じゃぁ勉強会をするとかはしないんですか?」
「勉強会!? 役に立ったためしがないよ。時間の無駄なだけだよ。仕事の手順なんかは徹底し易くなるだろうけどね」
「役に立たないもんですか?確かに ・・・ そうかもしれませんね ・・・」
「役に立たないよ。大体 10 人の看護婦さんがいたら勉強会に参加して学びたいって思ってる人は一人か二人だ。後の連中は‘なんて面倒なことをしてくれるんだ!’って思ってる。そんな集団に勉強会をしても意味が無いよ。それにプロフェッショナルは自分の為に自分で勉強すべきだからね。医者主導の勉強会は駄目。僕は自分から看護婦さん達に向かって勉強会をしよう!なんて絶対言わないよ」
「先生もプロフェッショナルって言葉好きなんですね」
「ああ,大好きだよ」
「じゃぁ,どうするんですか?」
「それが難しいから困ってるんだよ。ただ専門知識や技術がない人間が集まって,形だけチーム医療なんて言っても何の役にも立たないし,時間の無駄なだけだって事だよ。そして一般の現場では専門知識と技術を持つ看護婦さんは皆無に近い状態だからチーム医療なんて夢のまた夢だってことだよ」
「先生も病院の中で浮いてる方なんですか?」
「間違いなく浮いてると思うよ。煙たがられているだろうねぇ。でも病院は仲良く仕事をすることを目標にする場所じゃないよ。患者さんへの治療やケアを通して相手を認める,相手に認められるって場所だよ。そうした中で医療者間の仲間意識や信頼感が育っていくわけだよ。すべての出発は各自が患者と仕事相手に認められるだけの知識と技術を身につけることなんだ」
「厳しいことおっしゃいますね」
「院長だの副院長なんかは,‘現在はチーム医療が基本なんだから,皆さん仲良くやってください’なんて,まるっきり根本を理解してない事を平気で言うからね。‘馬鹿言ってんな,アホどもと仲良くなんかできるか!’って感じだね」
「先生 ・・・ さすが我が家の先生と気が合うだけのことはありますね」
「ボランジェを飲んで吼えたら駄目だよね。ちょっと優雅な気分に浸るはずだったんだけど」
「私が調子に乗って色々ほじくり返したからですね」
「いや,僕達にとっては大切なことだからかまわないさ。最近吼えてなかったから,もっと吼えたくなってきたよ。たまに吼えるといい気分転換になるな」
「お話を聞いていると,結局自分自身で自分を磨くことが大事なんですよね」
「そう,さっきの話に戻れば,チーム医療に限らず良い病院にしていくのに一番難しいことは,自分を磨くためのきっかけ,つまり動機付けなんだよ。ここをクリアーできると,相当困難な仕事にも積極的にかかわっていける。積極的にかかわりだすど,逆に困難であることが楽しかったり,面白かったりするんだな」
「何か作戦はあるんですか?」
「簡単に見つかれば苦労はしないよ。難しい問題だね。ただ最初は無理やりにでも学会発表なんかさせると,結構意識レベルが変わってくることはあるんだよ」
「へぇ~,そうなんですか」
「そうなんだよ。第三者に聞かせる物だから,目的や方法,結果の解釈なんかをじっくり考えることになるだろう?ぼ~っとやっていたり,流れとしてやっていたことの意味がはっきり解るようになる。そして新しい問題点も見えてくる。それをうまい具合に発表すれば,見も知らない人から色々な意見を聞けて交流も始まったりする。発表をしたってこと自体も自信になる。すると俄然やる気が出てくるってわけだ」
「じゃぁみんなに学会発表させればいいじゃないですか」
「そう簡単にもいかないんだよ。発表したことがある子なんてほとんどいないから,やれっ言われても看護部に指導できる者がいない。結局僕が面倒見ることになる訳だ。内容を煮詰めるのもちっとも進まない。やったことがないから当然と言えば当然だけど,‘こいつは根っからの馬鹿なのか?いやいや,僕も初めての時は彼女のと同じレベルだったんだ’なんて思いながらやってくわけだよ。更に最後はスライド作りまで教えなけりゃならない。‘なんでパワーポイントの使い方まで教えなけりゃならないの?’なんて思いながらやるわけだよ。もう二度としたくない!と思うわけだな」
「確かにその手のことは,教えるより自分でやった方がはるかに早いですもんね。私も解りますよ」
「でも三人位トレーニングするとそれから先は大分楽になってくる。最初の経験者がある程度のところまで面倒を見れるようになるから。するとなんかがんばって教えた甲斐があったなぁなんて思ってうれしくなったりしてね。それで去年は 6 題も発表させちゃったよ。おかげでへとへとだったけどね。でも病棟内の雰囲気はずいぶん変わったよ」
「なんだぁかんだぁ言っても面倒見てるんじゃないですか」
「スタッフをが育つと患者さんも大変な利益を受けるけど,僕自身も大きな利益を受けるからね。でもこれだけじゃぁすべての問題が解決するわけではないけどね。糸口にはなるけど」
「と言いますと?」
「看護婦さん達は医師会の思惑もあって,これまで医者の小間使いのように使われていたし,今でもそう言った部分がある。そして最近では看護婦さんがそれを逆手にとって,その辺を適当に使い分けて,責任の重い仕事はできないと言ってみたり,逆に看護師のことを認めていないと言ってみたりしている。でもこれから看護婦さん達の地位を向上させるには,自らプロフェッショナルを目指すしかないんだよ」
「そうですね。看護婦さんの資格は国家試験資格なんでしょう?」
「そうだよ。看護婦さんは国からお墨付きのついた資格なんだ。その辺の素人にでもできるような仕事しかしないんじゃぁ何のための国家資格か,ってことになるだろう。本来は素人にはできない,リスクと責任を伴う特別な仕事をすることが許された資格なんだから。その資格を傷つけるような仕事ぶりじゃぁ駄目だよ。医者が看護師に対する意識を変えることももちろん必要だろうけど,それ以上に看護師自身が自らの意識を変える努力が必要だね。私達はスペシャリストであるってね」
「確かに看護婦さんの仕事の中には,誰でもできるような,専門的な知識や技術がいらない仕事が多いらしいですねぇ」
「そうだよ。看護婦さんである必要性がない仕事が多い。でもそんな仕事が多いのは,看護婦自身の責任でもあるわけさ。前の病院では赴任した時に‘君達は看護婦として医者と一緒に医療者としての仕事をしたいのか,それとも医者や本当の看護婦のお手伝いさんとして,看護婦さんのコスプレをしたいのか教えてくれ!’とか言ってひんしゅくを買ったけどね」
「それじゃぁ,まるっきりうちのオヤジと一緒じゃないですか」
「いや,もちろん彼のように言い放ちはしなかったけどね。それでも中身が中身だからねぇ。ただ看護婦さんの場合自分だけでは解決できない部分があることにはあるんだ」
「と言うと?」
「たとえば結婚して,妊娠・出産する人も多いだろう?そうなると今では 2 年近く現場から離れることになる。中には仕事を辞める人もいる。そうなると膨大な時間をかけて育てたものが,一瞬で失われることになる。プロの組織で育った人間には,当然ながら,自分が受け継いだものを次の人達に伝える義務がある。本人の都合だけで休んだり辞めたりしていいはずはないんだ」
「結婚や出産自体はおめでたいことですけど,確かに組織としては大きな問題ですよね」
「今は本人の自覚に任されているし,これからもそうであるべきだとは思うけど,そういったことにまで看護婦さんたちが配慮しているとは思えないことも多いんだ。まぁ多くの看護婦さんはお手伝いさんレベルだからあまり問題にもならないけどね。でも自分達の地位の向上を真剣に考えるなら避けて通れない問題だろうな」
「先生はそんなすごい看護婦さんに出会ったことがあるんですか?」
「あるよ。まだ医者になって 4 年目くらいだったかな。確か ・・・ 何て言ったかな。僕らは‘さなピー’って呼んでたけど ・・・ 真田だったかなぁ ・・・。今でこそ病院の中では褥瘡を管理するチームがあるのが普通だけど。昔は ・・・」
「ジョクソウ?ですか?」
「床ずれのことだよ。寝ていたりすると,毛細血管圧より高い圧力が特定の部位にかってしまうんだよ。そうすると血管が圧でつぶされているから血液が循環できないわけだ。普通は適当に寝返りを打ったりするから,血液の循環の悪い場所はあちこちに変化していくからどおってことはないわけだけど,自分で動けない人なら,体位を変えてもらうまでそのままの姿勢だから,長時間血液の循環が悪い部分ができたりするわけだよ。するとその部分の皮膚や筋肉が腐るってわけだよ。それがジョクソウ」
「皮膚や筋肉が腐るんですか?」
「そう,ほっとくとドンドン腐るよ。直径二十センチくらい,深さ数センチに及ぶような褥瘡を作って,毎日熱を出してる人なんて昔は結構居たよ。今はさすがにそんな状態で放ったらかされている事はないだろうけどね」
「凄いもんなんですね」
「ひどいもんさ。病院の中に褥瘡管理をきっちりやるチームがあると病院の利益が少し増えるんで,あちこちでチームが作られるようになったわけだけど。元は病院が得る点数を上げるために作られたわけだから,笑っちゃうけど。今はそれで利益が得られる患者さんがいるわけだから,いいと言えばいいんだろうけどね」
「きっかけは患者さんのためってわけじゃないんですか ・・・」
「残念ながら,そんな殊勝な考えを持つ病院トップはほとんどいないってことだね。いや,褥瘡のことを考えたことがある病院トップがいないってことかな。医龍にでてくるような華々しい仕事ではないけど,褥瘡が大問題であった患者さんはたくさんいたし,これからも物凄くたくさんいる」
「そうですね。地味だけど患者さんの QOL に大きく影響することですね」
「そうだね。でもそんなもんができるずっと以前から褥瘡のマネイジメントを研究していたのが彼女だよ。彼女が病棟に来ると僕も一緒にくっついていってあ~でもない,こ~でもないって色々教えてもらっていたよ。一つ一つの行為にすべて意味を持たせるところが,実に理論的で素晴らしかったなぁ。理由があってする行為は他の人にも応用できるわけだよ。尊敬する看護婦さんの一人だったな。今は随分偉くなっちゃったらしいけど」
「へぇ~,実際に凄い看護婦さんはいるんですね」
「もちろんいるさ。凄い看護婦さん達をみてきたから感じるわけだし。自分の職場からそんな凄い看護婦さんが出てきてくれたらうれしいよ。少なくともそういった看護婦になるのが目標です!なんて言ってくれる看護婦さんがいるなら,張り切って仕事できるだろうなぁ」
ママさんの迷惑も省みず,話は深夜二時までにも及びましたが今回はこの辺で終わりにします。
この記事へのコメント
追伸:寒い日が続いています。どうぞご自愛くださいませ。
一部ゆうさんのお話の中で??の部分はありますが,それはそれでということで。興味を引く話題がありましたら,かなり内容に偏りはありますがのぞいてみてください。またゆうさんもブログを書かれているようでしたら,アドレスなどお教えください。
ご訪問ありがとうございます。
医療崩壊とか医師不足など何かと医療がらみの話題は多いので,自分でも取り上げてみましたが,この手の話ばかりだと,ちょっときついため,今度はシャツの話でも我が家の先生としようと思っています。
ご訪問いただきありがとうございました。あちこちで歩いていたため,反応が悪く申し訳ありませんでした。
血液内科の先生の話を聞きますと看護婦さんの仕事も私たちが想像する以上にハードなようですね。
表面的に看護婦さんと波風立てずやっているようでも,裏では看護婦達さんを馬鹿にしている先生も少なくないと言う話も聞きました ( 馬鹿にされる方が悪いとも言ってましたが ・・・)。でもプロフェッショナルなら面と向かって立ち回ったほうが‘らしい’んじゃないかと感じました。私も我が家の先生の性格に近づいてしまったのかもしれません。
血内の先生のお話をお聞きして
ついついコメントさせて頂いております。
私も市内某総合病院の現役看護師ですが、
幸いに人間として尊敬出来る同僚ばかりと
一緒に勤務しております。
身内や友人知人が入院したら
うちの病院を胸を張って薦めます。
それって幸せな事なんですね。
脈絡なくてすみません。